内定後〜入社までにやってはいけない行動【国際業務】不許可・不法就労を防ぐための注意点

「内定が出たから、もう大丈夫ですよね?」
国際業務(技術・人文知識・国際業務)を目指す方から、毎年必ず出る言葉です。

しかし実務上、
内定後〜入社までの行動が原因で、在留資格が不許可になるケースや、
知らないうちに不法就労になってしまうケースは少なくありません。

この記事では、
国際業務を専門に扱う行政書士の立場から、
内定後から入社までに「絶対にやってはいけない行動」を解説します。


やってはいけない行動① 許可が出る前にフルタイムで働く

最も多く、最も危険な行動です。

  • 会社から「もう来ていいよ」と言われた
  • 4月1日入社だから問題ないと思った
  • 周りの留学生も働いている

これらは一切、正当な理由になりません。

在留資格変更の許可が出る前は、
在留資格はまだ「留学」のままです。

👉 フルタイム就労は原則不可
👉 働けば「不法就労」と判断される可能性があります

本人に悪意がなくても、
将来の更新・永住申請に影響することがあります。


やってはいけない行動② 卒業後もアルバイトを続ける

「留学中に資格外活動許可があるから大丈夫」
これはよくある誤解です。

原則として、

  • 卒業と同時に「留学」の活動は終了
  • 資格外活動許可も効力を失います

そのため、
卒業後にアルバイトを続けると資格外活動違反になる可能性があります。

「短時間だから」「少しだけだから」
という考えは非常に危険です。


やってはいけない行動③ 業務内容を軽く考える・説明できない

国際業務では、
「何をする仕事なのか」が非常に重視されます。

内定後に、

  • 実際は雑務が中心だった
  • 職務内容が曖昧なまま
  • 「会社の指示による業務」としか説明できない

こうした状態で申請すると、
専門性が認められず、不許可になるリスクが高まります。

内定が出たあとこそ、

  • 具体的な業務内容
  • 専攻との関連性

を整理することが重要です。


やってはいけない行動④ 給与・雇用条件を確認しない

「正社員だから問題ない」
これも危険な思い込みです。

国際業務では、

  • 給与水準
  • 雇用形態
  • 勤務時間

も審査対象になります。

特に、

  • 最低賃金ギリギリ
  • 日本人社員と比べて不自然、不当に低い

場合は、
専門職としての雇用と認められない可能性があります。


やってはいけない行動⑤ 申請時期を甘く見る

「まだ時間がある」
「卒業してから出せばいい」

この判断が、
後で大きなリスクになります。

  • 書類不備が見つかった
  • 追加説明が必要になった
  • 修正する時間がない

結果として、
本来は許可が出たはずのケースでも不許可になることがあります。


やってはいけない行動⑥ 会社任せにする

会社が外国人採用に慣れていない場合、

  • 在留資格の理解不足
  • 説明書類が不十分
  • 「前も大丈夫だった」という曖昧な対応

が起こりがちです。

最終的に影響を受けるのは、在留資格を持つ本人です。

「会社が言っているから安心」
ではなく、
自分自身でも確認する姿勢が重要です。


内定後〜入社までに意識すべき正しい行動

やってはいけない行動を避けるために、
次の点を意識してください。

  • 許可が出るまで就労しない
  • 卒業後のアルバイトは要注意
  • 業務内容・専攻との関係を整理
  • 雇用条件をしっかり確認
  • 早めに申請準備を進める

行政書士として伝えたいこと

国際業務の在留資格は、
内定後の行動次第で結果が変わることがあります。

「知らなかった」
「みんなやっていると思った」

これらは、
在留資格の世界では通用しません。

少しでも不安がある場合は、
入社前・就労開始前に、在留資格を専門に扱う行政書士へ相談することをおすすめします。

早めに整理することで、
不必要なトラブルを確実に防ぐことができます。

まずはご相談だけでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください。